前立腺肥大症にはまずこの「α遮断薬」が使用されます。
前立腺や膀胱の出口の筋肉を緩める作用があります。
そのため、尿の出をよくさせます。
α遮断薬によって、服用も違いますが、一般的に1日1?2回使用します。
薬の効果として、排尿困難の症状がおよそ1?2週間で改善されます。
ただし、薬を中止するとまた、尿道が塞がる可能性があります。
α遮断薬は、本来は高血圧の治療のために開発された薬です。
血管の緊張を緩めて、血圧を下げるのです。
しかし、血圧を下げる作用は、前立腺肥大症の治療としては、副作用になります。
そのため、特にα遮断薬の中でも「塩酸プラゾシン」「ウラピジル」「塩酸テラゾシン」は、「血圧低下」「めまい」「頭痛」を起こしやすいです。
最近になって開発された比較的新しいα遮断薬は、そのような副作用は軽減されています。
ただし、このような薬は前立腺や膀胱部の筋肉を緩める作用が強いので、射精にときには精液が膀胱に逆流する「逆行性射精」や「性機能障害」が起こりやすくなります。
また、勃起障害の治療に使用される「PDE5阻害薬」を一緒に使用する際には注意が必要です。
α遮断薬とPDE5阻害薬のどちらも血圧を下げる作用があるので、一緒に使用すると血圧が下がりすぎてしまう可能性があるからです。